章 1206

小さな奴を極地の荒野へと送り出した後、欧陽志遠は仙人が自分を訪ねてくるのを辛抱強く待ち始めた。

欧陽志遠は知っていた。仙人は絶対に自分を殺すことはないだろうが、仙人の口から転送大陣とその起動法則について聞き出すのは、確実に容易なことではない。

そこまで考えた欧陽志遠は眉をひそめ、必死に頭を絞って考え始めた。

すぐに、欧陽志遠はひらめいた。目が輝き、手を一振りすると、金色の光が一瞬煌めき、あの指輪が取り出された。

「シュッ!」欧陽志遠の神識と神念が稲妻のように指輪の中へ飛び込み、神紋が漂う通天符をしばらく見つめて考え込んだ。

仙人が飛昇するには、この通天符が必要だ。この通天符こそが自分...