章 1115

映像の中、あの霞光が瞬くうず巻きが素早く回転すると、一筋の空間の裂け目が現れた。無数の星々が煌めく日月星辰が、空間の裂け目の向こう側に広がっている。そして、まばゆい金色の光が空間の裂け目から射し込んできた。この金色の光は極めて速く、界外大陸に入るやいなや、瞬く間に姿を消してしまった。

「あれは何だ?」

郭涛はその一瞬で消えた金色の光を目にした途端、思わず目を見開き、驚愕の表情を浮かべた。その光の速さはあまりにも速く、空間の裂け目から出てきた瞬間にその場から消え去り、それが何であるのか全く見分けられなかった。

だが彼は確信していた。あの金色の光は、界外大陸の外側の空間から入ってきたものだと...