章 841

風が止み、雨も上がった。二人がベッドで抱き合って余韻に浸っていた時、ようやく気づいたのはベッドフレームが傾いていたことだった。さっきまであまりにも夢中になりすぎて、こんな状態になっていることにも気づかなかった。さらに不思議なことに、二人はベッドから転げ落ちることもなかった。

林浩のあの大きなものはまだ喬雨の中に入ったままだった。二人は目を合わせると、林浩はもう一度軽く動かしてから、ようやくそれを引き抜いた。

「へへ」林浩は照れ笑いをしながら、床に散らばった下着などを拾い集めた。そして喬雨が一枚一枚服を着ていくのを見つめながら、自分も服を着直した。

ここは村の事務所だ。いつ誰かが来るかわか...