章 7

仕事帰りに、林浩が李晴に言った。

「まったくだね。暇なのは俺たち二人だけか。でもいつもあなたの家で食事させてもらって、私たち二人とも申し訳なく思ってるわ」と李晴が言った。

「気にしないで。王兄と結婚したら、今度は毎日お邪魔して、全部食べ返すからさ」と林浩は笑いながら言った。

李晴は答えた。「それは全然問題ないわ。その時はいつでも来てね」

林浩はよく李晴と彼女の彼氏を家に招待していた。気が合うせいか、辛悦と李晴はすぐに打ち解けて、いつも姉妹のように過ごしていた。李晴の彼氏は王という姓で、李晴より二歳年上だった。仕事の関係でよく出張があり、結婚の話をする時間がなかなか取れなかったが、最近プロジェク...