章 590

芳姐は林浩の隣に座り、向かいのソファには袁文、郑立、張松らが腰掛けていた。

今や四人は連防大隊の四大隊長という身分で、名前だけ聞けば威風堂々としているが、実際には近いうちに部下のいない司令官になってしまうかもしれないことを彼ら自身が一番よく知っていた。だがこのような状況に直面しても、彼らには他に選択肢がなかったのだ!

「隊長の皆さん、ご苦労様です」林浩は手を伸ばして芳姐を抱き寄せながら、にこやかに張松たちに声をかけた。

「いえいえ、とんでもありません」呉長凡が率先して応じ、他の数人もすぐに頷いた。

「うん、最近の訓練はどうだ?」林浩は県から特別に人を呼び寄せて訓練を手伝わせていた。沿渡河...