章 1226

「東南の方向です。ここからはっきりと見えますが、あの船に赤い灯りがついています。あれは我々の仲間が設置した合図です」男は笑いながら言い、林浩たちから五、六里ほど離れた場所を指さした。

「ああ、確かに赤い灯りがありますね。でも、あなたの言葉をどうして信じられるのかしら?」少女は眉をひそめた。今は彼女も少し確信が持てないようだった。

「ここに双眼鏡がありますよ。ご自分で確かめてみてください」男はそう言いながら、双眼鏡を少女に手渡した。

少女は双眼鏡を受け取り、一度覗いてから頷いて言った。「確かにおっしゃる通りですね。でも、さっきあなたたちのロケットランチャーがあの大きな船に向けられていたのは...