章 201

「全額払い?いいですよ!」

張頌山はわざと声を大きくして周りの客の注意を引きつけた。「全額払いとは素晴らしい!」

蘇晴は徐楓の後ろに立ち、彼を絞め殺したい気分だった!

お金あるの?あるの?

たった二百万ちょっとしか持ってないのに、全額払いで家を買うなんて言い出すなんて!

彼女は思い切って行動し、こっそりと徐楓の腕をつねった。「あなたのお金は…」

「俺のお金は全部このカードに入ってるよ」徐楓はキャッシュカードを取り出して振り、彼女に渡した。「暗証番号はお前の誕生日だ」

張頌山は急いで火に油を注いだ。「徐さんはホントにロマンチックですね。蘇さん、隣がちょうど銀行のATMですから、もし入金が...