章 73

少年は大臣と慣れ親しんだ様子で談笑しており、時折真剣な表情を見せ、重要な話を聞いているようだった。それ以外の時は春風のように爽やかに笑っていた。

ほどなくして、宋珏は大臣の側からそっと離れ、別の若者たちのグループと一緒に歩き始めた。

皇帝は横目でそれを見ると、皇后の歩みに続きながら、後ろの大臣に目配せして距離を取るよう促した。

「宋珏、本当に会うのが難しくなったな。一ヶ月前に戻ってきたと聞いて、何度も訪ねたのに断られてばかりで、絶交されるかと思ったぞ」官服を着た少年が宋珏の肩を叩きながら言った。

韓琎は話しながら李原に一瞥をくれた。「かつての四人組で、お前と彼だけがまだ連絡を取り合って...