章 872

私は以前の企画部で親しかった同僚たちを、全員引き抜いてくることも考えていた。

彼らは大手企業で働いていた経験があり、基盤がしっかりしている上、私との関係も良好で、より信頼できる人材だ。

話がひと段落したところで、さりげなく方瑶のことを柏涛に尋ねてみた。

おそらく美女への興味だと思われたのか、彼は怪しむ様子もなく、ここ数日方瑶は休暇を取って会社に来ていないと言った。

心配が増し、何か問題があったのかと探りを入れたが、柏涛は首を振って知らないと言うばかりだった。

彼も事情を把握していないようだったので、マニュアル作成の礼を言って辞去した。

休暇を取ったなら、なぜ私の電話に出ないのか。今は電源も...