章 718

「女の人がラーメンを食べるのを見たことないの?」

見入っていた私に、姜思思が不意に冷たく言った。

気まずそうに視線を外すと、姜思思はもう食べ終わりかけていた。

彼女は車の窓を開け、容器をゴミ箱に捨てて言った。「行きましょう」

「俺はまだ食べてないんだけど!」

やっと箸を手に取り、蓋を開けたところだった私は不満げに言った。

「会所に着いてから食べれば」

姜思思は全く思いやりのない口調で言い放った。

「麺は熱いうちが一番うまいんだよ」

いつも負けるのはごめんだ。私は理を通そうとした。

「あなたが遅いんでしょ!行く?行かない?」

姜思思は「行かないなら私だけ降りるわよ」という表情を浮かべていた。

「...