章 491

この映像が放送されたら、妻は絶対に喜びのあまり狂ってしまうだろう。

「何してるの?」陸雲が呆然としている私を怪訝そうに見つめた。

「あ!な、なんでもない!」私は我に返り、笑いをこらえながら言った。

「それよりあなた、ここで何してるの?」張淑貞がここにいることを私が知らないと分かっているだけに、陸雲はさらに不思議そうだった。

「えっと、見物だよ!」私はわざとそう言った。あとで張淑貞と一緒に壇上に上がって、驚かせてやろうと思いながら。

でも考えてみれば自己嫌悪に陥った。ただ一緒に座るくらいで何が誇れるのか。他の男は見るだけでなく触れているし、あの上まで行っているというのに。

張淑貞のあ...