章 373

綺麗なウェイトレスが近づいてきて、私たちにメニューを手渡した。

ちらりと見ると、かなり若く、せいぜい二十歳くらいだろう。

黒いハイヒール、黒いミニスカート、腰と胸元が露出した黒い制服。若いのに、胸元には驚くべきボリュームがあった。

見ていると目が眩むようで、もしかしたら人工的なものかもしれない。

女の子はとても美しく、外に連れ出せば間違いなく美人クラス。街を歩けば振り返る男たちが続出するタイプなのに、ここで単なるウェイトレスをしているなんて、驚きと同時に少し不思議にも思えた。

店内を軽く見渡すと、ドリンクを運んで歩き回っているのは全て美女ばかり。しかも背の低い子はおらず、どこを見ても長い脚に黒...