章 1521

「ダメだ」銭昊は首を振った。

「なんでよ?」姜思思はしつこく聞いてきた。

「ルールはいつだって勝者が決めるもんだ。いつから負け犬が決めるようになったんだ?」姜兵も前に出てきた。

「そうだぜ、納得いかないなら、もう一勝負つけようじゃないか」褚何偉は勝ち誇った態度で言った。

「じゃあ、どうすればいいの?」夏目響が妥協しようと出てきた。

「こっちに来いよ、一緒に入ろうぜ」男たちは顔を見合わせて、揃って不気味な笑いを浮かべた。

「冗談じゃないわ。その目つきを見れば、どんな下心があるか丸わかりよ」冷馨は従おうとしなかった。

「来ないなら、こっちから行くぞ!」姜兵は笑いながら言い、中央の石の手すりを跨ごう...