章 1457

先日彼と食事の約束をして、事情を話したら、彼は頷いて問題ないと言った。

電話が繋がると、案の定、楊志からは良い知らせだった。

彼は翌日、呉彪が以前借りていた部屋を訪ね、大家から呉彪の情報を入手したという。

内部システムを使って調べたところ、呉彪の身分証が隣の県のあるホテルでチェックインに使われ、ショッピングモールでもカード決済の記録があったそうだ。

話し終えると、楊志は逮捕するかどうか尋ねてきた。

少し考えてから、彼の好意は断り、呉彪が泊まっているホテルの住所と、カードを使ったショッピングモールの場所だけ教えてもらった。感謝の言葉を述べて、電話を切った。

楊志の手を借りなかったのは、別の考えが...