章 1435

「異論はないよ。吴欣雨のことだから、そう言うからには確信があるんだろう」

第一ラウンドは全員すっぴんで、普段着のままで、化粧も装飾品も一切なし。この自然体の状態こそ、まさに素の魅力が試される。

幸い、どの子も悪くはなかった。少なくとも私にはそう見えた。だが吴欣雨と陶冬梅はすぐに三人の番号を指摘し、容赦なく落としていった。

第二ラウンド、第三ラウンドと矢継ぎ早に進み、議論や相談など一切なく、わずか三十分ほどで最初の選考は終了した。

私から見ればまだ悪くないと思える美女が十一人も落とされ、少し心が痛んだ。私はそういう人間なのだ。美しい女性には特権があって、大切にされるべきだと思っている。

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