章 1295

「ここにはそんなものありませんよ!」銭昊は言った。自分も後で同じ目に遭うのが怖かったのか、それとも同じ男として一蓮托生の仲間意識からか。

しかし、それでも陶冬梅を困らせることはできなかった。彼女は辺りを見回すと、何かを思いついたようで、小さな唇を引き結んで笑い、朱宇の方を振り向いた。「じゃあ、別の遊びにしましょうか!」

当事者の朱宇はもちろん、傍観者の私でさえ、陶冬梅のあの眼差しに頭皮がゾクゾクした。この女性がまた何か奇妙な策略を思いついたのだろう。

陶冬梅は装飾用の木の柱のところへ歩み寄り、朱宇に合図した。「こっちに来て、服を脱いで、ここに寄りかかって」

「何するつもり?」朱宇は近づ...