章 1284

冷馨に尋ねると、彼女は問題ないと答え、車で向かうことを承諾した。

南山温泉会所は街から6キロ離れた南烽山にあり、人々がくつろぎ、休暇を過ごすための場所だった。

初めて訪れるこの場所。これまでこういった場所に来る機会はなかった。山からはまだ遠い道のりだが、案内標識がしっかりと設置されており、山に向かう道はさらに多く見られた。

時折行き交う車と遭遇することもあり、山の上は賑わっているようだった。

ここは地元の避暑地として開発されており、山の景色は言うまでもなく、道端の花々や草木はすべて意図的に育てられたもので、とても美しかった。

車が山の中腹まで来ると、ようやく会所が見えてきた。想像して...