章 22

絶地谷。

絶地谷は実際には七つの起伏に富んだ山々にまたがり、青々とした緑に覆われている。その中には明らかな流れと隠れた水脈、滝と奇岩、幽谷と高峰が交錯している。その名の通り、常に「追い詰められた」ような地形が広がるが、次の瞬間には天は人を見捨てないという峰の向こうの展開が見える。

沈清秋の目から見れば、仙盟大会の開催地として使わなくても、団体探検や日常生活に欠かせない優れた場所だ。

大会に参加する主力は四大修仙門派である。蒼穹山派を筆頭に、その後に続くのは昭華寺、天一観、そして幻花宮だ。

四派の中で、蒼穹山派は最も総合力が高く、十二峰がそれぞれ得意分野を持ち、まさに多方面に渡る寄せ集め...