章 14

昏睡から目を覚ました沈清秋は、自分の清静舎の白い天蓋を見て安堵した。魔族の騒乱はすでに鎮圧されたようだ。深呼吸して伸びをしようとした瞬間、部屋の扉が開き、一人の人物が入ってきた。

明帆が盆を持って入ってきて、彼が目覚めたのを見ると、盆をテーブルに放り投げ、泣き叫んだ。

「師父!やっと目を覚まされましたね!」

もう一人が戸口に立っていた。洛冰河は入りたそうにしながらも、踏み出せずにいた。

明帆は一通り泣いた後、振り返って洛冰河を見つけると叱りつけた。「お前はなぜまだここに立っているんだ?」さらに沈清秋に向かって言った。「こいつが何の病気にかかったのか知りませんが、ここに杭のように突っ立って...