章 199

「私は自分自身の人間だ」

劉俊剛は小劉俊剛を芳姉の体から引き抜くと、テーブルから数枚の紙を取って自分の下半身を拭き、ズボンを履き直した。芳姉はやや満足げにソファから身を起こした。全身の力は抜けていたが、そんな感覚を心地よく感じていた。

「あなたは自分自身の人間…?」

芳姉はその言葉の意味がよく理解できないようだった。もしかして劉俊剛も馮軍のように独立したいのだろうか。だが今の時代、劉俊剛の背後に誰もいなければ、どうやって生き残れるというのか。

「そうさ、俺は自分の人間だ。誰にも依存したくない。自分の力で成り上がってみせる」

劉俊剛はテーブルの水杯を手に取りながら、芳姉の二つの大きな胸を眺め...