章 220

「よし!時間を無駄にするのはもうやめよう、さっさと決着をつけるぞ!俺はまだ鬼鬼を探さなきゃならないんだからな!」皇易は袖をまくり上げ、急き込んだ様子で言った。

「やはり放蕩無度な君主か。魔界がお前のような者の手に落ちるとは、憎らしい限りだ!今になってもまだ狼族の姫のことを考えているとはな!」高手は皇易の焦れた様子を見下すように言った。

皇易はそれをあまり気にせず、邪莫の端正な顔を見て言った。「あとで泣きたくなっても、鼻水たらすなよ、はははっ!」

「自分のことだけ心配していればいい!」邪莫は手を振り上げると、すぐさま高手たちの中へ飛び込んで戦い始めた。既に血で血を洗う激戦を繰り広げる邪莫を...