章 196

譚心が去った後、白虎は冷たい表情でもう一度尋ねた。「雪衣、本当に覚悟はできたのか?お前のやろうとしていることは、殺人と変わらないぞ!」

雪衣は拳を握りしめて言った。「もう決めたわ、白虎。もう何も言わないで!私は最初から銭千と朱雀が契約を結べるとは思ってなかったの、私は……」

「つまり、銭千を朱雀のところへ送ったのは、ただ銭千を死なせるためだったのか?そして妖界の聖女より自分の方が優れていると証明したかっただけなのか?今、銭千と朱雀が仲良くやっているのを見て、自ら手を下そうというわけか?」白虎は冷ややかに笑った。この雪衣は本当に嫉妬で頭がおかしくなっているようだ。

雪衣は自分の内心を白虎に...