章 855

老王は恍惚とする中で、突如として別の刺激を感じ取った。首筋に滑らかな舌が絶え間なく撫で回される感覚と同時に、密着していた体の間に隙間が生まれ、器用な小さな手がズボン越しに老王の敏感な部分をひと握りにした。

老王は思わず低く唸り声を上げた。そして反応する間もなく、耳元で林詩曼の柔らかく色っぽい声が響いた。「ほら見て、素直じゃないんだから。こんな状態なのに、辛くないの?後でお手てか口でちょっと楽にしてあげるわ。別に何かするわけじゃないのに、どうしてそんなに敏感なの?」

老王は言葉を失い、目の前の清純で美しい顔を見つめていた。何か言おうとした瞬間、廊下のドアの開閉音が聞こえてきた。

老王はハッ...