章 820

「張媚はそう言いながら、柳嬌嬌の魅力的な顔が抑えきれない恥じらいに染まるのを見て、この女性はやはり色気があるなと感じていた。

張媚は最終的に艶やかな腰を揺らしながら柳嬌嬌の家を後にし、自分の家がある上の階へと戻っていった。ドアが閉まった途端、柳嬌嬌はその火照った体をソファーに崩れ落とした。

張媚の言葉は柳嬌嬌の胸に突き刺さった。実際、柳嬌嬌も心の中で自分を責めていた。抑えきれない恥ずかしさはあるものの、欲望が高まる時、自分がいやらしくなっていることを感じていた。しかも、王さんに強引にされる前よりも、今はもっといやらしくなっていた。

『あの私を犯した悪い男のせいだわ』

柳嬌嬌は心の中で悔...