章 770

結局のところ、王浩は高校の卒業学年に上がったばかりで、あと一年で大学受験を控えている。今年は最も重要な時期だ。このような節目に、王浩の母親は息子がそこそこの大学に合格さえすれば、少々度を越した行為も見て見ぬふりをして乗り切ろうと考えていた。

しかし今や厄介な問題に直面している。王浩の母は自分の股間がずっと湿っているのを感じ、落ち着かない気持ちになり、リビングから立ち上がって寝室に戻って休もうとした。

息子を安心させるためのその言葉を言ってしまったことは、王浩の母にとって十分恥ずかしいことだった。もはや息子と二人きりで向き合う面目など残っていなかった。

「お母さん、ありがとう。僕はお母さん...