章 752

今は夜の8時、王さんは管理事務所で当直勤務中だ。通常はこの時間帯は緊急事態に対応するだけで、急を要しない案件は翌日に回せる。だから彼はもう身支度を済ませ、ベッドに横たわってスマホを片手にチャットを楽しんでいた。

最初は魏琴とやり取りしていたが、彼女は午後3時から接待で酒を飲んでいて、今しがた帰ってきたばかりだという。王さんから見ると、今夜はかなり飲んでいるようだったので、彼は長話を避けた。

気品高く優雅な雰囲気を持つ魏琴は非常に気遣いがあり、ここ数日忙しくてすまないと王さんを慰め、来週になれば余裕ができて、少しまとまった時間が取れるだろうと言った。

そして魏琴は、どこか遊びに行きたい場所...