章 619

「それに僕らがどうやって知り合ったかも話したんだ。学校にはよく他校や社会人の若いやつらが来て、恐喝したり小遣いを要求したりするって言ったんだ。

あなたが二回も助けてくれて、あの若いやつらを追い払ってくれたって。あなたが何度も路上で不正を見過ごさず一喝してくれなかったら、僕はボコボコにされて恐喝されてたって。だからあなたがそんなに義理堅く助けてくれたから恩返ししたくて、うちに食事に招いただけだって説明したんだ。

母さんはそれを全然疑わなかったよ。だって母さんはいつも学校でのいじめのニュースに怯えてて、よくそういうことを聞いてくるから。

あなたの存在はまさに筋が通ってるんだ。僕がこれを話してる時の...