章 616

「やめてよ、せっかく来たんだから、中に入って上がればいいじゃない。前はちゃんと話してたのに、今更怖くなったの?僕みたいな子供があなたを騙すわけないでしょ。

さあ、もうグズグズしないで行こうよ。僕がこんなに気にしてないのに、あなたが何を気にするの?それにおじさん、僕はもう母さんに電話して話してあるんだよ。

あなたが帰っちゃったら、僕が怒られることになるじゃない。ひどい時には母さんが暇つぶしに嘘をついたと思われるかもしれないよ。

そんな大人なのに、僕より優柔不断なんだね。行こうよ、こんなこと気にしないで。今日はまず母さんに会ってもらって、ついでに友達になろうって話だったでしょ。うん、親子みたいな良...