章 553

王さんと夫婦が屋上を去った後、すべてが終わったと思われたが、数分後、静まり返った屋上に一つの影が太陽光パネルの陰から現れた。

タイトなペンシルスカート、セクシーなストッキングとハイヒール、しなやかな姿がゆっくりと先ほど三人が激しくやり合っていた場所へと歩み寄る。それは影に潜んでいた物件管理者の林倩倩だった。

林倩倩は周囲を見回し、腰を曲げ、ヒップを突き出した姿勢で潘文清が捨てたストッキングを拾い上げた。指先に触れた感触は粘っこく湿っていて、そこには王さんの痕跡が残っていた。潘文清が捨てる前に、それで太腿の間の濡れた跡を拭き取っていたのだ。

林倩倩がそれを手に取ると、その美しく魅力的な瞳が異様な...