章 530

「王さんは話しながら潘文清の絹のストッキングに包まれた美しい脚をまっすぐに伸ばし、自分の肩に乗せた。そして艶やかなストッキング越しに彼女の脚にキスを落としながら、言葉を続けた。

王さんが話し終えると、腰をわずかに前に動かし、ゆっくりとした律動を始めた。

潘文清は歯を食いしばり、夫を辱めるような恥ずかしい声を出すまいと、最後の尊厳を守ろうとしていた。しかし王さんが数回動いただけで、もう自制できなくなり、色っぽい吐息と小さな喘ぎ声を漏らし始めた。快楽と苦痛と欲望が入り混じったその一つ一つの声は、電話の向こうの夫・大威にはっきりと聞こえていた。

今夜は素晴らしい一夜だった。少なくとも王さんにと...