章 522

大威の言葉は、彼の丁寧な物言いにもかかわらず、老王の心を和らげることはなかった。

最初、老王の胸の内にはある種の恐れがあった。こんなことが大ごとになれば、取り返しがつかなくなる。

だが今となっては、この男が自分を恐れているだけでなく、妻の潘文清を傷つけられることをさらに怖がっているのが見て取れる。この男は知らないのだ、この物静かな女が自ら進んで弄ばれに来たことを。

老王は潘文清の体を片腕で抱き上げ、姿勢を変えて彼女を分厚いコンクリートの手すりに仰向けに寝かせた。

潘文清は息も絶え絶えに呼吸していた。以前はきちんと結んでいた艶やかな髪も、今は乱れに乱れていた。

全身の力が抜けた彼女は、弄ばれ...