章 45

「そうか」と、王さんは少し考えてから承諾した。自分の持ち味には自信があったし、劉珊の言う親友のお母さんにも興味が湧いた。もしかしたら母娘両方を手に入れられるかもしれない。

だが、劉珊が言っていたショッピングモールに着いても、劉珊たちの姿はなく、代わりに思いがけず柳嬌嬌と張媚に出くわした。

「王さん、なんて偶然でしょう。私と嬌嬌はこれから食事に行くところなの。一緒にどう?ちょうどうちと嬌嬌の家の修理をしてもらったお礼もしたいし」張媚は王さんを見つけると、とても熱心に誘ってきた。

王さんが断る言葉を口にする前に、張媚は彼と柳嬌嬌を引っ張ってあるレストランへ連れていった。王さんは仕方なく劉珊に...