章 36

「ずっと李強を支えてきて、劉珊の腕はもう力が抜けるほど疲れていた。老王が力を抜いた瞬間、いとこの体が前に傾き、それに引っ張られるように劉珊も悲鳴を上げながら倒れ込んだ。

老王は慌てて二人を抱き止めようとしたが、逆に押し倒されてしまった。

三人は床に倒れ込み、李強は横でうめいているが、劉珊は老王の上に覆いかぶさるような形になっていた。

老王はハッとした。自分の手が義理の弟の妻の弾力のある胸をしっかりと掴んでいたのだ。若い劉珊の胸は大きくはないが、形が完璧で、張りのある感触が絶妙だった。

次の瞬間、老王は考える間もなく、

ただ反射的に荒い手のひらで二度ほど握りしめてしまった。元々お酒で赤く...