章 353

「老王は満足気に微笑みながら、抱きしめた熱い身体の心地よさを味わいつつ、魏琴に向かって気持ちよさそうに言った。

魏琴は「うん」と一声応えて頷き、「いいわ」と言った後、意外にも老王の腕から離れた。老王が見ると、魏琴はわずかに腰を揺らしながら操作パネルの方へ歩いていき、グループ鑑賞していたあの過激な映像を切り替え、代わりに穏やかな音楽だけが流れる静かな映像に変えた。

プロジェクターがスクリーンに映し出す巨大な画面が暗くなり、それによって照明のついていない部屋はさらに薄暗くなった。それでも何とか部屋の中の様子は見える程度だった。

魏琴がゆっくりと老王の傍に戻ってきたとき、ほのかな光の中で、老王はこの...