章 290

「ちょっと躊躇したけどな」李さんは体を前に乗り出し、事務机に近づくと、神秘めいた様子で声を潜めて王さんに話し始めた。「昨日の夜、また嫁と台所でイチャついたんだ。

わからんか?最初にお前が言ってたあの身体接触だよ。嫁が食器を洗ってる時にな、何か取るフリしたり、コンロを拭くフリしたり、とにかく意図的に俺のアレを嫁のお尻に擦りつけたんだ。マジで興奮したぞ。

嫁は絶対気づいてる。あの時は、興奮しすぎて少し大胆になってな、嫁が台所から出ようとした時に、手を伸ばしてお尻をぎゅっと掴んだんだ。

嫁はちらっと白い目で見ただけで、何も言わずに居間に行って、うちの婆さんと話し始めた。お前には分からんだろうが、あの...