章 744

「五進三勝になりました。今回も一組が空きを引き、そのまま進級することになります」

このことは、抽選で不戦勝となったチームは、少なくとも3位が保証されるということだ。

そのため、国安局のチーム以外の四組はみな、空きを引きたいと切望していた。

単に3位が保証されるだけでなく、何の苦労もなく昇格できるという、これ以上ない好条件だからだ。

二組の特殊部隊、二組の安全署、そして最後の国安局の唐蕭のチーム、それぞれが舞台に上がって抽選を行った。

「不戦勝だ!やった、俺たちが空きを引いたぞ!」

各チームがまだ自分たちが幸運にも空きを引いたかどうか確認する前に、ある特殊部隊の代表者が既に喜びのあまり飛び跳...