章 658

この二人が善人でないことは一目瞭然だ。さらに驚くべきことに、国際グリーン大使という身分証を持ち出せるということは、相当な準備をしてきたということだろう。

唐蕭は彼の動きを見て、このハンターと呼ばれる男が最悪の場合、爆弾を起爆させる可能性があることを悟った。

自分自身は恐れていなくても、他の人たちはそうとは限らない。

そう考えた唐蕭は、ハンターの目をじっと見つめながら言った。「お前たちは行っていいぞ」

「唐蕭、それはダメだ」龍五はその言葉を聞くや否や前に出て、進み出ようとした。

唐蕭は彼を一手で遮り、彼を見つめて言った。「奴らを行かせろ。まさか、爆弾が爆発するのを望んでいるのか?」

「それは…」...