章 595

道を進み、視界を遮る小道を越えると、向こう側にはまた別の谷間が広がっていた。

唐蕭はすぐに前方50メートルほど先に、およそ400〜500平方メートルもある広々とした敷地の屋敷を見つけた。

「唐蕭お兄ちゃん、見て、あそこがわたしとおじいちゃんの住んでるところだよ」小花は小さな手で見えてきた屋敷を指さし、幸せそうな顔で言った。

「うわぁ、すごいじゃん、お嬢ちゃん。家、マジで広いんだな。へへ!」大傻は屋敷を見て、その広さに感心した。

都会なら大邸宅と言えるだろう。とはいえ、こんな人里離れた場所なら、好きなだけ広く建てられるというものだ。

唐蕭は思ったことを大傻...