章 49

「さあ、少東くん、小超くん、もう一杯飲もうじゃないか。飲み終わったら、この二人の可愛い子に二階で存分に楽しませてもらおう」

楊天威は大笑いしながら、グラスを持ち上げて二人に向かって差し出した。

楊天威は知っていた。自分の天威グループが古山県で足場を固め、新しい薬材取引センターを独占するには、この二人の坊ちゃんたちを押さえておく必要があることを。

楊天威は分かっていた。この二人の坊ちゃんたちの弱点は女好きだということを。

「ハハハ、楊おじさん、この一杯を飲み干したら、一緒に女を楽しもうぜ」上官少東は下品な笑みを浮かべながら、頭を後ろに傾けてグラスの酒をごくりと飲み...