章 468

華姉がまだ何が起きたのか反応する間もなく、二人の隊員に左右から挟まれるように入口から連れ出された。

「離して、離しなさいよ!何の権利があって私を止めるの?私、私はあなたたちを訴えるわよ!」

部屋中の人々は華姉を見ていたが、誰も止めに行こうとはしなかった。沈碧瑤も言いかけては止め、今こそ彼女が出る時だった。

「碧瑤姉、あの更年期のおばさんなんか気にしないで、行きましょう。もう準備しないと」唐蕭は沈碧瑤に向かって頷き、華姉のことは気にしないよう安心させた。

「そうよ、碧瑤。あなたの出番よ。華姉のことは私たちが落ち着かせるから」李萌萌は優しく声をかけた。彼女は沈碧瑤が華姉の感情を心配していること...