章 445

唐萧は夏雪の家を出た後、道を歩きながらまだ後悔していた。さっきは獣以下の行為を危うくするところだった。

もし可能だったら、そんなことは気にせず、夏雪のことも構わずに思うままに振る舞っていただろう。だが今さらそんなことを言っても、もう遅いし、戻れない。

仕方ない、大人しく家に帰るしかない。夏雪の家に泊まるなど論外だ、余計な気まずさを招くだけだ。

一方、家の中の夏雪は、唐萧が去って少しして慌てて窓辺に駆け寄り、夜闇に消えていく影を見つめていた。白い歯で唇を軽く噛み、さっき危うく起こりかけたことを思い出し、顔が熱く火照った。

彼女にはできない。夏雪は自分をそう簡単に放縦させるわけにはいかなか...