章 413

「高虎という奴は、唐蕭の第一印象では、上官吉祥の一味だった。だが今日の彼の様子を見て、唐蕭は突然ある考えが浮かんだ。この男は敵側に立っているが、意外にも人材なのかもしれない」

「爺さん、お前の品は誰も買い手がないから、親切心で定価で全部引き取ってやろうとしたんだ。あの時のお前の態度はどうだった?一言で断りやがって。値引きはできないとか言ってたな。今の説明はどういうことだ、言ってみろ」

高虎はそういうことだったのか。ちょうど一回りして、また老人の屋台の薬材が気になって通りかかった時、偶然にも老人が唐蕭に安く売ると言っているのを聞いて、当然腹が立ったのだ。

だが、その時彼は唐蕭がいることに気...