章 411

「見てみて、どの店舗も専門的なものが多いけど、雑多なものもあるね。品質の差は、彼から見れば一目瞭然だった。

どの地域にも偽物はある。唐蕭の唐家は、何百年も続く医薬の名家として、どの薬材が粗悪品で、どれが表示された年数に達していないかなど、彼が一目見るだけで、ほぼ把握できた。

入り口近くの数店は、この展示会で最も良い位置を占めているはずだ。そこで売られている薬材は、まさに多種多様、目を見張るほど豊富で、ありとあらゆるものが揃っていた。

それだけではなく、一人で複数の店舗を押さえているらしく、唐蕭が見たところ、全てが連なっていた。もちろん、店員も他の場所より多かった。

しかし、唐蕭が入り口...