章 387

唐蕭は、樊麗麗の驚いた眼差しの中で、鹿皮の刺絡具を片付けた。彼が自分自身に鍼灸を施したその様子に、彼女は完全に呆然としていて、何が起きているのかさえ理解できなかった。

しかし唐蕭は、自分が先ほど行った行為について彼女に説明するつもりはなかった。この美女は先ほどまで自分を信用していなかったのだ。彼女がいなければ、自分はあんな棒で殴られることもなかっただろう。

頭の傷のことを考えると、幸い自分の体は特殊で、傷はすでに徐々に回復し、かさぶたができ始めていた。

先ほど唐蕭が鍼灸を行ったのは、傷口の炎症を防ぎ、回復力を高めるためだった。そうしなければ、自分の体内にどれだけ血液があっても、頭の二つの...