章 33

「早く探してみよう、掘り出し物があるかもしれないぞ!」

唐萧の目には、他人には気づかれない二筋の金色の光が一瞬走り、すぐにくるくると動き回って、通りの両側の露店に並ぶ骨董品や玉器を素早く見渡した。

彼の視線が、ある小柄な老人の露店に落ちた瞬間、思わず目を輝かせた。

この小柄な老人は、空いている場所を見つけてしゃがみ込み、風呂敷から油紙を一枚広げ、その風呂敷から小物を一つ一つ取り出しては、注意深く油紙の上に並べていた。紙巻きタバコを一本巻いて、パチパチと煙を吐きながら、小さな豆粒のような目をキラキラさせて、通りかかる人々を観察していた。

唐萧の視線は、一つの玉の指輪に注がれた。この白玉の指輪は、...