章 246

第二百四十六章 まだ諦めていない

趙錦灯は仕方なく、唐蕭ほど力もなく、しかも腕が酷く痛むので、座るしかなかった。ため息をついて、「はぁ、もうダメだ。今は若い者の時代だ、認めたくなくても認めるしかないな」と言った。

彼がそう言うほど、唐蕭はますます申し訳なく感じた。どう考えてもこの腫れは自分が作ったものだ。そう思うと、急いで腰から鹿皮の針包みを取り出し、広げた。

趙錦灯は見慣れた銀針を見て、昔を思い出したようだった。だが目の前の若者は、もはや旧友ではない。

唐蕭は躊躇することなく、趙錦灯が真っ直ぐに自分を見つめていても動じなかった。一本の銀針を摘まみ、素早く水のような動きで、あっという間...