章 215

李振興は少し考えてから、唐萧のことと医術について、大まかに李振国に話した。

どのように唐萧と知り合ったか、自分の観察と彼を必要とする意向、そして育てたいという考えについて、一人が聞き、一人が話す形で進んだ。李振国も真剣に聞いていた。結局これは自分の弟のことであり、彼が一歩間違えれば、将来を台無しにしてしまうからだ。

自分は長兄として、弟の立場で相談してきた李振興を助けるべきだった。しかも二人とも官界にいて、状況を理解し分析できる立場にある以上、この手助けをするのは当然だった。

一気に話し終えると、李振興はさすがに県長だけあって、思考力と言語組織能力は決して悪くなかった。事情を完璧に説明し、自分...