章 205

「正直に言うと、唐萧は最近の会社の運営状況にかなり不安を感じていた。会社を立ち上げた後、想像していたほどうまくいっていなかったからだ。

今は違う。今回の再編は、これからは黒豹が経営を担当し、唐萧は裏方に回ることを意味していた。大唐警備会社の一部として、もし会社に何か問題が起きれば、唐萧も当然手をこまねいてはいないだろう。

唐萧は自分がなぜ黒豹を信用しているのかも分かっていた。直感的に判断して、この男は嘘をつくタイプではないと思えたからだ。

黒豹と大傻も正式に顔合わせをした。先ほどの誤解も、幸い双方とも冷静だったので、大傻も気にすることはなかった。

それに、黒豹は今や唐萧を深く警戒してい...