章 168

唐萧は翌日早朝に起き、いつものように一時間の功法修練と座禅を行った。

これはもう習慣となっており、どんな状況でも欠かさない日課だった。

朝食は唐小婉が買ってきたもので、唐萧が部屋のドアを開けるとすぐに美味しい食事が待っていた。

大傻も食べ物を見ると途端に笑顔になり、家に女性がいるとやはり違うと褒めちぎった。

唐萧は食べながら、昨夜かけた電話番号のことを考えていた。

その後も何度か試したが、ずっと電源が切られたままだった。

最終的に唐萧はあきらめることにした。少なくとも今はその番号の向こうに誰かがいることが分かっただけでも大きな進展だった。

以前にもかけたときは、通じはするものの誰も出なかっ...