章 167

昨日、隣省から連絡が入った。行方不明者を追跡するために派遣した者たちが全員見つかったという。

だが、発見された時には、一隊の全員がすでに死亡して久しかった。

この知らせに、趙錦灯は激しい怒りを覚えた。

亡くなった部下たちは、国家安全局の精鋭ばかりだった。多くは自分に長年仕えてきた者たち。突然命を落としたその部下たちの家族に、自分はどう説明すればいいというのか。

そう考えると、趙錦灯の目に怒りの炎が燃え上がった。

前方にいるテロリストこそが、自分の部下たちを殺害した者たちだ。

とはいえ、彼は今回の作戦の最高指揮官として、たとえ恨みが海よりも深くとも、十分な勝算がない限り手を出せないことを理解して...